東京ドームといえば、プロ野球の試合が頻繁に行われる球場として大変有名であり、いつか自分もああいうところでプレーをしたいと誰もが思います。しかし、高校生と社会人ではその考えに若干の違いがみられます。高校生の場合は率直に東京ドームで野球がしたい、プロとしてあのマウンドに立ってみたいという純粋な思いがほとんどです。社会人の場合でも、プロとして立ちたいという思いはあるにせよ、社会人としての大会が行われる東京ドームで野球をしたいという思いのほうが強くなりがちです。
社会人の大会となると、企業が社を挙げて応援をします。中には会場が満員になるほどの動員をかけるところもあり、メンツのためにも絶対に負けられない戦いとなります。一方、ここで活躍をすればプロのスカウトの目に留まるのは明白であり、プロ野球選手としての道を切り開く戦いでもあるため、多くの選手は真剣です。中には元プロも含まれており、一度戦力外として外に出た選手が再び活躍するための勝負どころという意味合いがあります。
高校生にとって全国大会が行われる球場は聖地であるように、そのカテゴリー別の大会が行われる会場というのはそうなりがちで、意味合いも大きく異なります。