高校と社会人の野球日本代表

代表

日本の野球界は国際大会にも積極的に代表チームを派遣し、参加しています。

例えば、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が主催し、2年に1度開催されているU-18ワールドカップには、高校生による選抜チームを派遣しています。当初は、開催時期が夏の甲子園と重なることもあって、1982年と1999年に地域選抜チームを派遣した程度で参加には消極的でしたが、9月に開催時期が移った2004年大会以降は甲子園球場で行なわれる全国大会に出場した選手を中心に代表チームを結成して出場しています。最高成績は2013年と2015年の準優勝で、まだ優勝は一度もありません。

一方、社会人選手が出場できる国際大会には、WBSC主催のU-23ワールドカップと、BFA(アジア野球連盟)が主催するアジア野球選手権大会があります。前者は2016年にはじまった大会で、23歳以下であればプロ・アマ問わずだれでも出場できます。日本はこの大会にプロと社会人の混成チームで出場し、見事初代王者に輝きました。後者は1954年から行われている歴史のある大会で、日本は第1回から出場していて最多の優勝回数をほこります。2006年以降はプロ選手がワールドベースボールクラシック(WBC)を目標とするようになったことから、社会人と大学生による混成チームを編成して大会に臨んでいます。